Nishiakashi’s Blog

徒然なるままに。。教えられること多し。

福島原発事故

国産葉たばこの放射性物質検査

日本たばこ産業(JT)が、前回9月6日に引き続き、10月18日付で、葉たばこの放射性物質の購買前検査結果を公表した。 日本たばこ産業株式会社(JT) バーレー種及び在来種葉たばこ(乾燥済)の放射性物質検査結果 (PDF) 基準値以下ながら、放射性セシウム(Cs-134…

食品企業の放射能対策 (パン・デリカ編)

前回までの記事(食品企業の放射能対策 (飲料編)・(乳製品編)・(酒類編))に引き続き、製パン業者と洋菓子製造の関連メーカー各社の放射能対策について。 1.山崎製パン 食パン(超芳醇・サンロイヤル等)・菓子パン(バターロール・ランチパック等)・和菓子(串だ…

使用済み米袋 どこから来てどこに行く

あるTV番組で、福島の米農家が廃棄米を入れる袋を、JA天草(熊本)の米袋に詰めていた映像が流れた。これは"産地偽装だ"として2chでスレッドが立って問題視されているらしい。 これに対し、JAグループ熊本が声明を発表した。 言われなき中傷へのJAグループ熊…

食品企業の放射能対策 (酒類編 追記)

前回の記事(食品企業の放射能対策 (酒類編))の続き。焼酎と日本酒について、酒造メーカー(蔵元)の放射能対策を調査。 11.三和酒類 焼酎(いいちこ)・日本酒(和香牡丹)・ワイン・リキュール類など。 放射能対策に関する情報はなし。 本社・工場は大分県に、日…

食品企業の放射能対策 (酒類編)

前回までの記事(食品企業の放射能対策 (飲料編)・(乳製品編))に引き続き、酒類関連メーカー各社の放射能対策について。 1.キリンビール 放射性物質に関する品質保証体制について 日頃より、当社製品をご愛飲いただき、誠にありがとうございます。 キリンビ…

食品企業の放射能対策 (乳製品編)

前回の記事(食品企業の放射能対策 (飲料編))に引き続き、乳製品関連メーカー各社の放射能対策。 以下には総合食品企業も含まれるが、今回は乳製品に絞って放射能対策を調べる。 1.株式会社明治 牛乳や乳製品は放射能の心配はないですか 安全が確保された乳…

食品企業の放射能対策 (飲料編 追記)

前回の記事(食品企業の放射能対策 (飲料編))で漏れていた飲料メーカーの調査結果。大企業2社を忘れていた。それ以外の企業も追記した。 14.Nestlé(ネスレ日本) 東日本大震災への対応弊社製品の品質管理強化について 2011年4月11日 ネスレ日本株式会社(本社…

食品企業の放射能対策 (飲料編)

福島第一原子力発電所事故から既に半年が経った今、食品に携わる企業として独自に放射能対策を施しているのは当たり前。 まずは飲料メーカー各社。 1.日本コカ・コーラ株式会社 放射性物質の測定について 2011年6月14日 東日本大震災に伴う福島第一原子力発…

政府広報「復興アクション」が邪魔

とにかくこのサイトを表示してみて下され。 政府広報 「復興アクション」被災地のために、日本のために。 何じゃこのマウスカーソルにくっ付く緑の旗は。 日本政府は何をやっているのだ。「節電アクション」だ。「復興アクション」だ。二次補正予算でこんな…

再生可能エネルギー特措法とは (続き)

前回の記事(再生可能エネルギー特措法とは)からの続き。 正式には、"電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法"。 要約すればこういう事だ。 再生可能エネルギー源(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス)を用いて発電された電気を電…

葉たばこからの放射性物質

たばこの放射能汚染、意外に話題に上らないので。 小宮山洋子厚生労働相が突然、「たばこ増税・たばこ税の厚生労働省移管」と発言する。これも質問する記者と厚生労働省官僚を含めての台本通り出来レース記者会見なんだけれど。単なる話題作りでしょ。 塩と…

再生可能エネルギー特措法とは

正式には、"電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法"と言う。 何のことは無い"太陽光発電の余剰電力買取制度"に、"再生可能エネルギー"をくっ付けただけ。 ところで、"再生可能エネルギー"って言葉おかしいと思いません? 科学的に…

京都五山送り火問題 (続き)

前回の記事(京都五山送り火問題)からの続き。 前回では、"薪"に焦点を絞ってその流れを追ってみた。結局のところ最終的には、その薪自体は迎え火として燃やされ、薪に書かれた被災者のメッセージは護摩木に写木されて送り火と共に使用された。途中、放射能汚…

京都五山送り火問題

メディアの流す情報ってのは、どうして断片的で偏向的で、人を惑わすのか? 一連の、"京都五山の送り火"の事の顛末について調べてみた。 始まりは、6月中旬頃 大分県の藤原了児氏(美術家)が、津波で打ち上げられた陸前高田の松を、五山の送り火の薪として使…

どうなってるの 放射性廃棄物の処理

京都の五山送り火に、被災地(陸前高田市)の松を使おう。という呼び掛けが、結局のとこ主催者側の見送りという結果になったらしい。その松の木切れの放射能は基準値以下だった。というオチまでついた。 この件に、ぐだぐだ語るつもりはない。 京都が観光都市…

原子力損害賠償支援機構法(東京電力救済法)が成立

どうして可決されちゃうのかなぁ。参議院の存在意義って何? さてさて、評判悪い原子力損害賠償支援機構法(東京電力救済法)だけど、何がダメで、皆が糾弾するのか、内容をちょっと読んでみます。条文から取り掛かると難解なので、概要から進めます。 1.法…

東京電力による節電のすすめ

どう考えても、東京電力(電力会社)が節電を奨励するのは、おかしくないか? 以前の記事(東京電力 企業体としての問題点])で、「東京電力なら、"電気を作ってそれを売る"、のが、基本的な企業活動のはずだ。お客様は"神様"でなければ・・・。」という趣旨のこ…

ストレステストを翻訳する

原子力発電所"ストレステスト"とは一体何だ。単なる菅直人の思い付きか? 思い付くほど聡明な頭脳は持っていないか? まあ、怪しげな文言だったのだが、経済産業省(原子力安全・保安院)の発表(7月22日付)があったもので、読んでみる。やはり難解だった。 ま…

第二次補正予算が成立

結局、第二次補正予算(平成23年度補正予算(第2号))が成立した。被災地復興のために有意義に使って欲しい。無駄な予算と言えども、もしかして、公共投資による予想し得ない経済効果が表れるかも知れないから。 財務省 平成23年度補正予算(第2号)の概要 (PDF)…

経済産業省に関わる補正予算を事業仕分け

先日、第二次補正予算が国会衆議院で可決された。ならば、その予算で行われる事業の使途を"事業仕分け"してみよう。 経済産業省予算はどうなのかな。 1.原子力損害賠償への対応 (1)原子力損害賠償支援機構の設立 〔70億円〕 原子力事業者の巨額の損害…

東京電力 企業体としての問題点

企業というのは、"モノ"を作り、それを売って利益をあげる。そんなことは資本主義経済では、誰でも知ってると言っていいほど当たり前のことのはず。 単純な例を挙げる。トヨタ自動車。車を作って売る。 細かい事を言えば、車体・エンジンを設計して、部品を…

思いつきのストレステスト

ストレステストとは、 ハードウェアやソフトウェアに短時間に大量のデータを与えるなどの高い負荷をかけて、製品が正常に機能しているか調べるテスト。 ハードウェアやソフトウェアの不良の中には、低い負荷で動作しているときには不具合を起こさないが、高…

松本龍復興担当大臣に対する報道の違和感

つい先日、松本龍復興担当相がいとも簡単に辞任した。 それはそれで一向に構わないが、何か一連の報道に違和感を感じるのは私だけなのでしょうか。報道・ネットで窺わせる国民の反応は、概ね「当然」というふうにみえるが、大半は、もう半ば諦めモードで「ど…