Nishiakashi’s Blog

徒然なるままに。。教えられること多し。

大乗仏教と上座部仏教(小乗仏教)

 般若心経に「色即是空 空即是色」という言葉がある。まあ訳せば、この世の色あるもの(物体)すなわち空(無)、無こそが色(存在)である。ということで、これが釈迦の悟りを説いたものになります。

 宗教というものでは人々を救済しなければなりません。釈迦の悟りの意味を解釈し実践出来る方法論にしたものが、仏教ということになります。
 これが後に大乗仏教と名付けられ、日本で一般的に「仏教」と呼んでいるものです。
 「大乗」というのは大きな乗り物という意味で、広く人々を救済するという意味合いが含まれています。これに対し「小乗」とはたったひとりしか救えない、という大乗派から出た差別名称でした。現在では小乗と言わずに「上座部」仏教と言います。
 このように仏教は、大乗仏教は広く人々を救済しようとする宗派。上座部仏教は本来の釈迦の姿に基づき自分自身で出家して悟りを求めようとする宗派。の大きく2つに分類されます。

■ 関連図書

般若心経講義 (角川ソフィア文庫)

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