以前から気にはなっていたのだが、回線(ネット接続)が遅い。
Windows8.1にしたからなのか…、Firefoxブラウザの設定か…、いろいろ調査した結果、劇的に改善しました。以下の操作はNTT光回線(IPv4)に対して有効です。
（環境：Windows8.1 64bit）
Windows7以降、デフォルトではIPv6がIPv4より優先される設定になっています。これをIPv4を上位にして最優先させるというもの。
まず現状の設定を確認します。
コマンドプロンプト（管理者権限で起動）から、
netsh interface ipv6 show prefixpolicies
50 0 ::1/128 （ループバックアドレス）
40 1 ::/0 （IPv6通信全般）
35 4 ffff:0:0/96 （IPv4互換）
30 2 2002::/16 （IPv6toIPv4）
5 5 2001::/32 （Teredo）
3 13 fc00::/7 （ユニークローカルアドレス）
1 11 fec0::/10 （サイトローカルアドレス 廃止）
1 12 3ffe::/16 （IPv6試験用）
1 3 ::/96
ここで、"ffff:0:0/96"(IPv4互換)プロトコルを、他のIPv6系プロトコルより最上位に持ってくればいいわけです。
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::ffff:0:0/96 55 4
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::1/128 50 0
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::/0 40 1
netsh interface ipv6 set prefixpolicy 2002::/16 30 2
netsh interface ipv6 set prefixpolicy 2001::/32 5 5
netsh interface ipv6 set prefixpolicy fc00::/7 3 13
netsh interface ipv6 set prefixpolicy fec0::/10 1 11
netsh interface ipv6 set prefixpolicy 3ffe::/16 1 12
netsh interface ipv6 set prefixpolicy ::/96 1 3
これで完了。再起動後、もう一度設定確認コマンドを打って再確認です。
設定を元に戻すには、
netsh interface ipv6 reset
